虫垂ガンはどエライまれな癌で、きょうびでは陸上女子砲丸投げの森千夏はんがこの虫垂ガンにかかり、有志が集まって募金活動をするやらなんやら支援してきましたのやが、26歳ちう若さでその生涯を閉じたんや。めったにみられへんガンで虫垂炎に似た症状がでまんねん。
虫垂ガンとは
大腸癌の一種の虫垂ガン。腸の中で消化吸収されて残った腸内の容物をためる大腸。余分な水分を吸収して便にする場所や。色々な細きんがようけ住む場所でもおます。長さは約2メートルもあり、結腸、直腸、肛門からなり、大腸粘膜のある場所ではどの部分からでも癌ができまんねん。
肛門奥の直腸とさらに奥の曲がりくねった結腸に大腸は分けられはります。結腸は更にS状結腸、下行結腸、横行結腸、上行結腸、盲腸に分かれはります。虫垂は盲腸に付着しまっせ。このうち、全体の70~75%を占めるのが直腸とS状結腸にできるポリープやガンや。
やまとでは症例が少なく、特殊なガンといえる虫垂ガン。腫瘍の判別も困難で、虫垂炎の炎症と診断されて、虫垂ガンと手術で回復して初めてわかる場合が多いガンや。虫垂は存在する場所のせいで抗ガン剤、放射線治療も効きにくいやっかいなガンや。
虫垂ガンの症状
特徴的な症状があらへん大腸ガン。良性の疾患でもガンと同じような症状が起きまんねん。排便に関する症状がようけ、血便・便が細なる・残便感・腹痛・下痢と便秘を繰り返すやらなんやらや。この症状はS状結腸や直腸のガンに起こりやすい症状や。
一方、肛門から離れた場所に起こる虫垂ガンや盲腸ガン。自覚症状は少なく血便やらなんやらもきづきづらいのがこの虫垂ガンと盲腸ガンや。初期症状として、腸の内腔が狭なるために起こる不屈や腹鳴、腹部の膨満感や痛みがあるしこりやらなんやらの症状がおます。また、貧血の症状が現れて初めて気づくこともおます。
虫垂ガン
■超音波検査
繰り返しになる部分もおますが、虫垂とは盲腸の内側に開いとる太さ5~7ミリ、長さ6~8センチの管状の細長い臓器や。有名なんは簡単な手術で済む「盲腸炎」と別名を持つ虫垂炎や。虫垂ガンとはこの虫垂にできたガンをええ大腸ガンに属しまんねんけど、大腸がんの発生率全体からみるとたった1%にも満たへんどエライまれなガンや。
ようけの大腸ガンが肛門からぶちこむ大腸内視鏡検査で診断できんのに対し、虫垂ガンは盲腸の中まで進行して顔を出さへん限り、内視鏡でみつけるんは不可能や。ごっつうの大きさに進行したかて自覚症状があらへんため、発見がおくれがちになるんですわ。虫垂ガンはゼリー状の粘液をだして広がっていきまんねん。「腹膜偽粘液腫(ふくまくぎねんえきしゅ)」はガンが虫垂の壁を越えてしもて、この粘液が腹腔内に飛び散った状態をええ、ここまできてまうと有効な治療法はおまへん。
中には虫垂炎に似た症状で脇腹の痛みやらなんやらがあり、虫垂炎と診断して開腹手術を行ったトコ、実はが虫垂ガンやとわかるケースもおます。何度もみつけづらいガンやとゆうたんやが、近年では腹部CT検査や腹部超音波検査のめまぐるしい発達により、虫垂ガン(虫垂粘液嚢胞線癌やらなんやら)を発見するっちうことができることが増えてきましたのや。
せやけどダンさん、せっかく発見できても大半の症例は手遅れの状態であるんが多いゆうのが現状や。みつけづらいガンなため不安があるんやったら、腹部超音波検査を大腸がん治療の経験が豊富な病院で受けてみておくんなはれ。
■腫瘍マーカー
がん細胞の腫瘍マーカーとは、がんの目印になる特別な物質を調べまんねん。血液中にその物質があるかどうかを調べるため、血液検査で腫瘍マーカーの検査ができまんねん。そやけど、ガンとちゃうに陽性やったり、ガンやのに陰性やったりするんであんまり信頼できる検査やおまへん。
■治療法
治療法の確立されておらへん虫垂ガンやけど、そやけどアンタ、京都がん協会の医師が臨床医学として虫垂に関する本を出してるんやし、現在各方面でも様々な研究がなされとるようや。現代医学では治療でけへん虫垂ガンやけど、そやけどアンタ、さらなる医学の進歩を願い、虫垂ガンを治療・克服できる日を待ちたい思うで。