緑茶(日本茶)の主成分は、苦味の成分であるカフェイン,渋みの成分であるカテキン類,甘味・旨味の成分であるテアニンや。カテキンと同様にテアニンも近年注目を集め雑誌やテレビでも話題になっとりまんねん。
テアニンとは?
■緑茶やらなんやらに含まれるアミノ酸の一種のがテアニンや
グルタミン酸に似た化学構造をしてるんや。緑茶には、グルタミン、アスパラギンやらなんやら11種類のアミノ酸が含まれとりますが、そのうちの約半分はテアニンや。
また、テアニンは、緑茶100gあたりにつき0.6~2g含まれており、玉露・かぶせ茶・抹茶といった高級茶ほどようけ含まれとります(通常の煎茶の約2~4倍)。何故、高級茶ほどテアニン含有量が多いんか?
■テアニンはなんで高級茶に多いの?
そら、茶葉の栽培方法の違いによるんや。テアニンはお茶の木の根で生成され、茎を通って葉に移動しまっせ。ほんで直射日光を浴びると、光合成に利用されてカテキンに変身しまっせ。玉露やかぶせ茶、抹茶はその働きを抑えるために(ゴチャゴチャゆうとる場合やあれへん、要は、甘味・旨味を出し、渋味を抑えるために)、日光をさえぎって栽培されはります。よって、テアニンからカテキンへの変身が抑制されて葉に残留するっちうことになるんですわ。逆に言うたら、カテキン含有量は高級茶ほど少なくなるんですわ。
テアニンの効果
■テアニンを摂取するとα波が増加する
太陽化学研究所と愛知淑徳大学による共同研究では、テアニンには、α波(リラックス状態)を増加させ、心身をリラックスした状態にさせる効果があると明らかにされたんですわ。
静岡県立大学の研究グループの追加実験によれば、テアニンを摂取してから40~50分後にα波(リラックス状態)が増加するっちうことが観察されたんですわ。
■テアニンをとると睡眠の質が改善する
太陽化学研究所と国立精神・神経センター精神保険研究所による共同研究ではテアニンに睡眠の質を改善する効果があることが確認されとります 。
試験では、テアニンを摂取した場合、睡眠中に覚醒する時間が減少するっちうこと、テアニンを摂取した方が入眠がスムーズ
やったこと、睡眠に対する満足感が高かったことが判明しましたわ。
■テアニンの効果いろいろ
そのほかにも、血圧を下げるゆう結果やストレスを低減するといった報告もなされとりまんねん。
テアニンの、ストレスによる過食の予防作用や脂肪蓄積の抑制作用についての研究も続けられとります。
また、そのほかにも抗ガン剤作用増強効果についての実験も行われとりまんねん。
動物実験では脳の神経細胞がグルタミン酸にカンペキに破壊されへんように保護する働きがテアニンにあることも示されとりまんねん。
こないな風な研究・実験によって、テアニンの効果が解明されるに伴い、今後ますますテアニンに注目が集まることでっしゃろ。
テアニンを効果的に摂取するには?
■上手にテアニンをとろう
テアニンはお湯にエライ溶けやすいのや、カテキンが80℃以上の温度で段階的に溶け出すんに対して、50~60℃の温度で溶け出しまっせ。また、テアニンは一煎目で約70%のテアニンが溶け出してしもてまんねん。テアニンについてはカテキン同様に、1日に必要な摂取量は定められてへんねん。
緑茶のテアニン含有量は100gあたりにつき0.6~2g程度やから、例あげたろか、たとえばやなあ一日に200mgのテアニンを摂取するためには、湯呑み茶碗20杯分を飲む必要がおます。
すると、いっぺんに500mgのカフェインを摂取するっちうことになるんですわ。過度のカフェイン摂取は、排尿,下痢,不眠症,不安感,胸焼け,いらいらやらなんやらの原因になることがおます。また、カフェイン含有量は煎茶よりも玉露や抹茶やらなんやらの高級茶ではようけなるんですわ。カフェインの過剰摂取を抑えるためには緑茶で一日4~5杯程度が目安になるんやから、緑茶だけからテアニンを摂取するんは難しくなるんですわ。
よりようけのテアニンを緑茶から抽出するためには、60℃以上のお湯でいれて冷まんねん時間を長めにとるとよいでっしゃろ。また、リラックスしたい時や就寝前やったら、カフェインの抽出を少なくするために、80℃以下のお湯でいれるとよいでっしゃろ。
テアニンだけを効率的に摂取する選択肢の一つに、テアニンを栄養補助食品(サプリメント)で摂取する方法もおます。この場合には製品の用心・説明事項を確認しておくんなはれ。
いずれにしたかて、無農薬・有機栽培された茶葉から精製されたもんを選ぶようにしておくんなはれ。